検査方法1
血栓症の診断基準として、凝固制御因子の低下傾向が使われます。アンチトロンビン、プロテインc、プロテインsなどの凝固制御因子が正常値の50%程度に低下すると、血栓症と診断されます。
アンチトロンビンは肝臓で作られます。通常、肝臓が未発達である新生児、妊娠末期の女性、60歳以降の男性がアンチトロンビンの低下傾向を示します。また、肝障害、ネフローゼ症候群、薬剤なども影響なども考えなければいけません。
プロテインcは肝臓で作られます。通常、肝臓が未発達である乳幼児、肝機能障害者がプロテインcの低下傾向を示します。また、プロテインc合成に必要とされるビタミンK不足や抗凝固剤の使用なども影響します。
プロテインsは肝臓で作られます。プロテインcと同様、プロテインs合成にビタミンK不足は影響します。また、高齢の男性、ネフローゼ症候群、ステロイド内服などの影響もあるようです。
このように、血栓症以外のケースにおいても凝固制御因子アンチトロンビン、プロテインc、プロテインsの低下傾向は表れます。血栓症以外の要因が血栓症を併発するケースもあるというわけです。医師の診断に従いますが、既往歴や現在服用している薬等を性格に伝える必要があります。