血栓とは②
血栓とは、血管の中にできる血の塊を言います。では、血の塊はどのようにしてできるのでしょう。身近な例をあげて説明しましょう。
①怪我をすると血管が破れて出血が起こります。
②血液中の血小板がくっつき合い固まります。
③血液中のたんぱく質フィブリノーゲンがフィブリンという塊に変化し、血液凝固を促します。
血液の塊フィブリンが血栓なのです。血栓の正常な働きが終わると、線溶作用が活性化し、フィブリンを溶かし始めます。
①血液中のプラスノーゲンが活性化され、プラスミンという酵素に変化します。
②プラスミンがフィブリンを溶かします。
このように人の体は血液を凝固させる働きと、線溶の働きがバランスを保ちながら生命を維持しているのです。しかし、このバランスが崩れ、血栓を溶かす線溶系の働きが衰えたとき、血栓ができやすくなってしまうのです。
血液中の中性脂肪やコレステロール値が高くなると血栓ができやすくなると言われています。
①血液中のコレステロールが酸化され、血管の内皮細胞が酸化障害を引き起こします。
②酸化障害を引き起こした内皮細胞から白血球のマクロファージがもぐりこみます。
③マクロファージが酸化されたコレステロールを取り込みコブを作ります。
④血小板やフィブリンがコブに溜まり血栓ができてしまいます。