動脈血栓塞栓症
動脈内にできる血栓による塞栓症を言います。血栓の種類としては、白色血栓が主で、血小板が血栓の形成に関わっているようです。閉塞性動脈硬化症やバージャー病などに多くみられます。
動脈硬化は、全身に起こり得ますが、閉塞性動脈硬化症は下肢の動脈にみられる症状です。最近激増している高脂血症、高血圧が原因のひとつに考えられています。動脈壁にコレステロールや中性脂肪が沈着し、狭くなり、血液が流れにくくなってしまいます。特に下肢においては、足の冷え、しびれ、ふくらはぎの痛みなどの症状が表れるようです。
動脈硬化は全身で起こる可能性があり、頭部では脳血管障害、心臓部では虚血性心疾患などを引き起こす危険性があるようです。
また、静脈にできた血栓が、動脈に流れ、動脈を詰まらせてしまうといった症状もあります。足など静脈にできた血栓が、肺動脈を詰まらせて起きるのが肺血栓塞栓症です。血栓が肺動脈に詰まってしまうと、酸素を取り込めなくなってしまいます。例えば、骨折により足の血管の壁に血栓ができ、肺動脈に流れ、肺塞栓症を引き起こすなどと言った症例もあるようです。肺動脈から起こる痛みは、胸痛となって表れます。呼吸困難、チアノーゼを引き起こし、突然死の危険性もあるようです。